観葉植物を育てていて、土の表面や葉に「白っぽいふわふわしたもの」や「黒い粉状のもの」が見えたことはありませんか？
それ、カビかもしれません。
「ちゃんと育ててるのに、なぜカビが？」「カビが生えたらもうダメ？」と焦る方も多いですが、大丈夫。正しく対処すれば、植物を傷めずにカビを取り除き、再発も防ぐことができます。
この記事では、観葉植物にカビが発生する原因と、私が実際に行って効果のあった対処法、さらに日頃からできる予防策をまとめてご紹介します。
観葉植物にカビが生える原因とは？
観葉植物にカビが発生する主な原因は以下の通りです：
1. 過湿（湿気が多すぎる）
- 水のやりすぎ
- 鉢底の水が抜けない
- 土の通気性が悪い
2. 風通しの悪さ
- 部屋の換気不足
- 植物同士を密集させている
3. 温度や湿度の急激な変化
- 冬の暖房と加湿器の併用
- 梅雨時期など湿度が高い季節
4. 古くなった土や有機肥料
- 古い土にはカビの胞子が残っていることも
- 肥料の分解が進むとカビが出やすくなる
カビの種類と見分け方
| カビの色 | 主な場所 | 特徴 |
|---|---|---|
| 白カビ | 土の表面 | 綿状・ふわふわした質感 |
| 黒カビ | 葉・茎・鉢の内側 | 粉状で汚れのように見える |
| 緑カビ | 鉢の外側や受け皿 | ぬるぬるした感触がある |
※白カビは比較的無害ですが、黒カビは植物に悪影響を与えることがあります。
カビが生えたときの正しい対処法
STEP1：カビの部分を取り除く
- 土に白カビがある場合は、上部1〜2cmをスプーンなどで取り除く
- 葉や茎の黒カビは、濡らしたティッシュや布でやさしく拭き取る
STEP2：通気性をよくする
- 窓を開けて換気する
- サーキュレーターを使って空気を循環させる
STEP3：水やりを見直す
- 土の表面が乾いてから水をあげる
- 受け皿にたまった水はすぐ捨てる
STEP4：植え替えを検討する（再発が続く場合）
- 古い土を処分し、新しい観葉植物用の土に入れ替える
- 通気性のある鉢（素焼きなど）に変更すると効果的
カビの発生を予防するコツ5つ
- 水やりは「控えめ＆メリハリ」が鉄則
- 常に湿った状態を避け、乾燥→給水のサイクルを意識しましょう。
- 風通しの良い場所に置く
- 空気がよどまないよう、定期的に換気。
- 鉢底にネット＆軽石を敷く
- 排水性と通気性を両立させる工夫です。
- 有機肥料は控えめに
- 分解中にカビが発生しやすいため、量と頻度に注意。
- 葉の掃除を習慣にする
- カビの胞子が付着しないよう、定期的に葉の表面を拭くのがおすすめ。
まとめ：カビが出ても慌てず、落ち着いて対処しよう
観葉植物にカビが生えるのは珍しいことではありません。特に梅雨や冬の室内は、カビにとって快適な環境になりがちです。
でも、**「取り除く・風通し・水やりの見直し」**という基本を押さえれば、カビの再発は防げますし、植物も元気を取り戻します。
大切なのは、毎日じっくり植物と向き合うこと。ちょっとした異変に気づければ、それだけでトラブルを最小限に抑えられますよ。
あなたの植物ライフが、もっと快適で心地よいものになりますように。
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