はじめに
オリーブの木は、おしゃれな庭木やシンボルツリーとして人気の植物です。しかし実は、いくつかの害虫が付きやすい植物でもあります。
私自身、オリーブの木を育てている中で「スズメガの幼虫」がついてしまい、とても驚いた経験があります。今回はその体験談を交えながら、オリーブの木につきやすい害虫とその対策方法を詳しく紹介します。
オリーブの木につきやすい主な害虫と対策方法
1. カイガラムシ
特徴
枝や葉に白や茶色の小さな虫がビッシリつく害虫。植物の汁を吸って弱らせます。
被害
- 木全体の元気がなくなる
- すす病（黒カビ）発生の原因になる
対策
- 歯ブラシやピンセットで物理的に除去
- 冬季にマシン油乳剤を散布すると予防効果あり
2. アブラムシ
特徴
新芽や若葉に集まり、植物の汁を吸う小さな虫。
被害
- 葉が縮れる
- 甘露（排泄物）によりベタつきやカビ発生
対策
- 水で洗い流す
- オルトランなどの浸透性殺虫剤を使用
3. ハマキムシ
特徴
葉を巻いてその中で隠れながら食害する小さな虫。
被害
- 巻いた葉が茶色く枯れる
- 木全体の景観が悪くなる
対策
- 見つけ次第、葉ごと除去
- 被害が多い場合はスミチオンなどの殺虫剤散布
4. オリーブアナアキゾウムシ
特徴
幼虫が幹の中に入り込んで木を食害する虫。
被害
- 木くずが出る
- 最悪の場合、木が枯れる
対策
- 木くずを見つけたらその部分を剪定
- スミチオン乳剤などを注入
5. スズメガの幼虫
特徴
大きなイモムシ状の幼虫。葉を大量に食害します。後ろに角のような突起があるのが特徴。
私のスズメガの幼虫体験談
ある日、オリーブの鉢の周りに「黒い点々」がたくさん落ちているのを見つけました。
「なんだろう？ 土がはねたのかな？」と思い、よく見てみると…それはなんとスズメガの幼虫の糞だったんです！
葉をよく見ると、大きな緑色の幼虫がオリーブの木にぶら下がっていました！
しかも幼虫の大きさが６～７センチあってびっくりしたのと、こんなに大きくなるまで気づけなかった自分にがっかりしたことを覚えています。
しかも、しかもスズメガの幼虫は１匹だけではなくて、全部で６匹いました！
スズメガは成長が早いので、かなりの葉っぱが食べられてしまいました。
今は対策をしてもしっかりしたし、地植えに変えたので、大きく成長しています！
スズメガ幼虫の対処法
- 直接取り除く（毒はありません）
- 見つけたら早めに駆除が重要
- 被害が多い場合は殺虫剤（スミチオン・オルトランなど）も検討
私は正直虫がとても苦手なので、直接手袋を使って取り除くことができず、殺虫剤をかけてそのあと割りばしで取り除きました。
その時の写真もありますが、今回は割愛させて頂きます。もし写真が欲しいというもの好きの方がいらっしゃいましたら、問い合わせフォームからご連絡ください（笑）
オリーブの木の害虫対策の基本
| 対策方法 | ポイント |
|---|---|
| 風通しを良くする | 剪定で枝葉を整理 |
| 定期的に観察する | 葉の裏や幹の様子をチェック |
| 害虫を早期発見 | 糞や木くずを見つけたらすぐ対処 |
まとめ
オリーブの木は育てやすい反面、害虫がつきやすい植物でもあります。特にスズメガの幼虫は、気付かないうちに大量の葉を食べられてしまうこともありますので、日頃からのチェックがとても大切です。
私のように「黒い点々（糞）」を見つけたら要注意！早めの発見・早めの対処で、美しいオリーブの木を元気に育てていきましょう。
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