私がモンステラを育て始めたのは、在宅ワークが増えて「部屋に癒しが欲しい」と思ったのがきっかけでした。小さな鉢植えを迎えてから、毎朝カーテンを開けるたびに新しい葉が顔を出しているのを見つけるのが楽しみになりました。特に印象的だったのは、初めて葉に切れ込みが現れた日。思わず家族に写真を送って自慢したほどです。植物一つで部屋の空気も気分も変わることを、身をもって実感しました。
モンステラを元気に、そして美しく育てるには、少しの工夫と日々のケアがとても大切でした。私も育て始めのころは葉がしおれたり、元気がなくなったりと苦戦の連続。でも、小さなコツを覚えてからは、毎月のように新しい葉が開くようになったんです。この記事では、私自身の失敗と発見も交えながら、モンステラの育て方の基本と、美しく保つための実践ポイントをご紹介します。
モンステラとは?基本情報を知ろう

モンステラの特徴
モンステラを選んだきっかけは、店先で見かけた小さな鉢でした。手のひらサイズの葉の中に、ほんの少しだけ切れ込みが入っていて「これからどう育っていくんだろう」とワクワクしたのを覚えています。数ヶ月後には葉が大きく広がり、自然と空洞が現れてきたときは驚きと感動が入り混じった瞬間でした。
モンステラは熱帯雨林のような環境を好みます。実際に育ててみて驚いたのは、葉の成長スピードと、切れ込みや穴がどんどん増えていく様子。最初は丸い葉だったのに、数ヶ月でアートのような姿に変化しました。こうした成長の変化を間近で観察できるのは、モンステラならではの楽しみです。
モンステラの種類
私が最初に選んだのは「モンステラ・デリシオーサ」。この品種は葉が大きく、成長も早いので、リビングの主役になりました。次に「モンステラ・アダンソニー」を迎えたのですが、こちらは葉の穴が細かくて、棚の上に飾ると来客から「面白い葉っぱだね」とよく話題になりました。品種によって成長の仕方や雰囲気が全く違うので、複数育ててみると発見が多いです。
モンステラを育てる魅力
モンステラを育てて感じたのは、インテリアとしての存在感以上に、生活の質がほんの少し上がるような感覚でした。朝起きてカーテンを開けると、新しい葉が顔を出していたり、前日より少し葉が開いていたり。その小さな変化に気づけることが、なんだか心の余裕をつくってくれるんです。
また、調べてみるとモンステラには空気清浄効果があると知り、「だから空気がすっきり感じたのか」と妙に納得した覚えがあります。観葉植物の中でも比較的丈夫で、水やりと光にだけ気をつければ、特別な知識がなくても育てやすいのも嬉しいポイント。
実際、私は出張で数日留守にしたことがありましたが、帰宅後も元気な姿でいてくれて感動しました。そんなたくましさと美しさを兼ね備えたモンステラは、忙しい日々のなかでも癒しと安心を与えてくれる存在です。
体験談:モンステラを育ててよかったこと
モンステラを育て始めたのは、ちょっと部屋の印象を変えたくてインテリアを見直していた時期でした。ホームセンターで見つけた掌サイズの鉢がきっかけで、値段も手頃だったので試しに迎えてみることに。最初は飾り感覚だったのが、気がつけば毎日成長を観察するのが楽しみになっていました。
特に嬉しかったのは、新しい葉が開く瞬間に立ち会えた時。「今日はここまで開いた!」と写真を撮って、家族に見せたこともあります。何気ない日常の中に、そんな小さな楽しみが増えたことで、植物と暮らす心地よさを知ることができました。今ではすっかり部屋の主役です。
モンステラの基本的な育て方
置き場所の選び方

モンステラを迎えてすぐは、日当たりの良い窓辺に置いていました。ところが数週間後、葉の先が茶色く変色し始め、「なぜ?」と焦ったことを今でも覚えています。
最初は南向きの窓辺に置いていたのですが、数日で葉先が茶色くなり焦りました。調べてみると直射日光が強すぎたようで、慌ててレースカーテン越しの場所に移動。1週間ほどで葉のツヤが戻り、新しい葉も元気に開き始めました。今は季節ごとに置き場所を微調整し、夏は窓から少し離すなど工夫しています。
最近は、葉の角度や向きを見て「この葉は光を探してるかも?」と声をかけるような感覚で、置き場所を調整しています。植物との対話って意外と楽しいものです。
水やりの方法
モンステラの水やりで最初に悩んだのが「乾いたらって、どのくらい?」ということでした。感覚がつかめなかった私は、うっかり毎日水をあげてしまい、葉が元気をなくしたことがあります。それからは、土に指を第二関節くらいまで差し込んで、冷たさや湿り気を確認するのが習慣になりました。
水やりは「土の表面が乾いたらたっぷり」が基本ですが、最初は乾き具合が分からず毎日水をあげてしまい、根腐れ寸前に。今は指を土に差し込んで乾き具合を確認し、春〜夏は週1〜2回、冬は2週間に1回程度に減らしています。水やりのたびに葉に霧吹きをすることで、葉のツヤも保てるようになりました。
季節の変化と植物の様子を見ながら、自分なりのリズムで水をあげられるようになってから、葉のツヤも復活。水やりって奥が深いなと感じるようになりました。
肥料の与え方
ある日、モンステラの成長がピタッと止まってしまい、「なぜ?」と悩んでいました。園芸好きの知人に相談したところ、「肥料をあげてみたら?」とアドバイスされ、初めて液体肥料を使ってみました。すると数週間後には新しい葉がどんどん開き始め、やはり栄養も大切だと実感しました。今では成長期に月1〜2回、薄めた液体肥料を与えています。
そこで、初心者向けと書かれていた液体肥料を購入し、水やりのタイミングに合わせて週1回だけ薄めて使ってみました。すると、しばらくして新しい葉がゆっくりと開きはじめ、「やっぱり栄養不足だったんだな」と納得。
今では春〜夏の成長期に月1〜2回を目安に肥料を与えるようにしています。冬場は成長が落ち着くため、与えないようにしています。大切なのは、あげすぎないこと。モンステラにとっても“食べすぎ”はよくないんだなと感じました。
モンステラを美しく育てるためのコツ

剪定のタイミングと方法
モンステラを育てていて驚いたのが、思った以上に茎や葉が勢いよく伸びること。気づいたらカーテンに絡まりそうな勢いで伸びていて、「これはさすがに手を入れないと…」と剪定を決意しました。
5月のある日、モンステラの茎がカーテンレールまで伸びてしまったので、思い切って剪定に挑戦。節の少し上でカットすると、2週間後には切り口の横から新芽が顔を出し、植物の生命力に感動しました。剪定した茎は水差しにして増やすことにも成功。こうしたお手入れを通じて、植物との距離がぐっと縮まった気がします。
剪定をすると風通しが良くなり、見た目もスッキリ。モンステラ自身もどこか嬉しそうに見えました。今では「剪定=お手入れ」ではなく、「植物との対話」だと感じるようになっています。迷ったら、ぜひ一度トライしてみてください。
植え替えのポイント
ある日、モンステラの葉の成長がピタッと止まり、「あれ?最近あまり変化がないな」と感じました。水も日当たりも問題ないはずなのに…と鉢を持ち上げてみると、底穴から白い根が飛び出していてびっくり。これは“植え替えの合図”だったんです。
私はちょうど春先だったこともあり、ホームセンターで一回り大きい鉢と観葉植物用の土を購入。最初は土がこぼれたり手が汚れたりしてバタバタしましたが、作業後にすっきりした姿のモンステラを見て「やってよかった」と実感しました。
植え替え後は水の吸い方もよくなり、葉のツヤも復活。1〜2年に1度のペースで、春の暖かい日に実施するのがおすすめです。植物と長く付き合っていくなら、植え替えは避けて通れないお手入れのひとつだと思います。

モンステラを育てていると、なんだか新芽が出ないなというタイミングが来ます!
そんなときは植え替えか剪定か、モンステラを観察しながらやってみてください!
まずは植え替え、その次が剪定が良いと思います!
まとめ
モンステラは、インテリアのアクセントにもなり、育てる楽しさも味わえる心強いグリーンパートナーです。私自身、最初は枯らしてしまわないかと不安でしたが、育てる中でだんだんとコツをつかみ、今では毎日モンステラを眺める時間が癒しになっています。
「明るいけど直射日光は避ける」「水やりは土の乾き具合を見て」「成長が止まったら植え替え、伸びすぎたら剪定」。この3つを守るようになってから、モンステラがどんどん元気になり、毎朝の観察が楽しみになりました。植物は言葉を話さないけれど、きちんと手をかけると応えてくれる――そんな実感を日々味わっています。
植物は言葉を話さないけれど、きちんと応えてくれる存在。ぜひあなただけの育て方を見つけて、日々の暮らしに小さな変化と癒しをプラスしてみてください。
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